ハマる ということ

こんにちは。メリークリスマス。

大井一彌です。

 

 

近頃この日記の書き出しに毎回「久しぶりでスマン…」とか「時間が無くて..」とか言って、忙しぶってるの、良くないですねー。

 

あたしゃミュージシャン。

遊んでたらそのまま大人になった、子供おじさんなのですから。

遊んでばっかなのに、なーにを忙しいとか言ってるのかしらね。

反省反省。

 

まじめに不真面目、かいけつゾロリですよ。

 

 

 

まあ日記を書くのをおざなりにするくらいには、ドラム演奏とか音楽とか、そういう芸事に自分がハマってるのですから、

素敵な趣味であり生涯の良いハマりに出会えたなと思うわけです。

 

 

 

「ハマる」ってなんか不思議な感覚で、

ほとんど「好き」ということなんだけど、ただの好きとはちょっと違う。

その好きな事にちょっと異常な反復性を帯びていると、それはハマっていると言えるんだろうなと思ったりします。

しかもそれは大抵の場合は、自分にとって一過性のブームです。異常な反復性でもってハマったものに向き合うがために、結局それから離れるという結果が着いてくるのかも。

 

 

 

てことは厳密に考えると、僕は音楽を「ハマってるもの」として扱うのは違うのかも。だって多分この先も、音楽に飽きちゃうことも無いし、離れちゃうようなもんでも無いから。

と、良い話っぽくしつつ。

 

 

 

それで言うと、

僕は今までいろんなものにハマりました。

 

 

 

 

 

覚えている限り最初にハマったのは、

弓矢作り です。

親の教育方針か、僕は子供の頃、山奥の寄宿舎で集団生活を学ぶ 的なやつにしばしば行ってました。

都市生活では体験しないようなこと、薪釜での煮炊きや木工、座禅や掃除、野営、野食サバイバル、みたいなことを体験しました

そこで勝手に工房の機材を使って工作しまくってたのが、弓矢でした。

山の笹林で取ってきた良い感じの竹を、しならせて両端を紐で結んで、細竹の先を削って矢にして射って遊ぶ。それだけなんだけど、

竹材を縦に割って二重にかさねて弓の剛性を高めてみたり、矢に使う細竹に羽をつけて飛距離や命中精度を稼いでみたり、

かなり工夫しました。

一時期にその寄宿舎での僕はほとんど武器屋みたいになりました。

中学に上がって部活とかやるようになってからは、そういうとこへ行かなくなったので、やめてしまいました。

 

 

 

 

 

次にハマったのは、

英語アルファベット筆記体 です。

なんか古典西洋ファンタジーとか、神話みたいなのとか、古代の文献みたいなのとか、魔術とか。

そういう世界観大好きボーイだったんで、

中学のとき、筆記体の練習帳を親に買ってもらって、一時期しぬほど練習しました。で、習得しました。

別に英語がめちゃくちゃ得意というわけでもないんだけど、英文を書くことにおいてそのビジュアルの美しさにはかなり自信アリという不思議なステータスを持っています。

 

今でも、自分が読むためだけの文章なら、筆記体の方が圧倒的に速く書けるんだけど

自分が読むためだけの英文をペンで書く用事 なんて、もう10年以上無かったし、

下手したら、いや下手しなくても、今後一生そんな用は無い気もするので、

ほとんど封印されし技術という感があります

 

 

 

 

 

時は経ち、

 

最近、明らかに「ハマった」感じのものがあります。

 

 

麻辣湯です。

かつてのタピオカミルクティー屋の勢いで、雨後の筍みたいに流行ったそうで、

僕がマーラータンにハマったのはそのブームのでかい波がとっくに過ぎ去ってからです。

 

トレンドの第一波を捕まえたわけでもないし、流行る前からずっと好きだったわけでもない。

ミーハーの一番ダサいポジション取りでマーラータン界隈に踏み入った僕です。

 

 

まじで流行ってることすら知らなかったんだけど、

ある日連れ合いが、医食同源ドットコムのカップ麻辣湯がめちゃ美味いというので、食べてみたら本当に美味くて。

こりゃ店で食べてみよう

ということで色々行ってみたら本当に美味くて。

 

何が良いって、あれは要するに、

スーパーマーケットで鍋が食える

ってことなんですね。

好きな野菜や具材を好きなだけボウルにぶち込んで店員に渡すと、それが辛い鍋モノに調理されて出てくる。

最高だと思いました。

普段から冬場は鍋ばかりしていたので、しっくりくる。健康的だし、食べたいと感じたものを多く摂れるし、こんなん毎日で良いよ。

 

あと春雨とかマロニーとか、芋澱粉系の麺がやっぱとても良い。

パスタやラーメンやそういう、食べるのにも体力を使うような小麦麺のエネルギー感も最高なんだけど、

春雨系の麺はもっとニュートラルな状態で食べられて、これは鍋には最適だなという感じ。

 

 

これ双子。担々麺を彷彿とさせるような、ゴマがこってり効いてて良かった

 

 

 

チーパオ。

こっちはサラッとしていて辛味のなかに僅かに酸味も感じて良かった

 

 

張亮麻辣湯

ここ最高だった。

優勝。1位あげます

 

 

 

まだまだ行ってないお店たくさんあるので、巡りたいです。

そうして冬の終わりと共にブームは終わるのか、、、

 

いや!なくならないでくれ!

タピオカ屋の轍をなぞってる気しかしないんだけど、閉店ラッシュとかやめてよね。

来シーズンもその先もずっと、マーラータンは日本の冬に根付いてくれ!

いや僕は夏でも食べたいぞ!

むしろこういう辛いのは夏こそ良いかもしれんな。

 

 

 

 

そんな私のどハマりを作ってくれた連れ合いが誕生日だったので、素敵な旅行に行ってます。

有馬山叢 御所別墅に泊まりました。あまりにも良過ぎたのでその話はまた改めてしたい。